ラマナマハリシアシュラムに着いた翌日はお誕生日だった

あぁ、お誕生日をこの地で迎えられてよかったなぁ…と心から温かい気持ちになった

ラマナマハリシが、「遥々よく来たね」と言ってくれている

そして「きみはここに辿り着いたのだから、好きにしていきなさい」って…
これはマハリシがそう言ったとどこかで読んだ気がする


そんな中、今まで生きてきて最も静かで穏やかな誕生日を過ごした
とても心が落ち着いていた


最高のバースデープレゼントだ!



アシュラムの裏口から、アルナーチャラマウンテンに登る入り口がある
そこから30分ほど登るとスカンダアシュラムとバシスタケーブに行くことができる


ここはラマナマハリシがそれぞれ17年間、7年間瞑想をしたと言われる場所


テクテクと山道を登っていく


ここはラマナマハリシが歩いた場所


本当は裸足で行きたかったが
(アシュラム内は外でも裸足、山を登るのも、インド人皆裸足で登る)

ゴツゴツの石や岩場…
とてもできそうにない


サンダルを履いて登ろう


思考をできるだけとめ
ただ五感を使って歩く
Walking meditation

本当に気持ちがいい
あー身体が喜んで呼吸してるなって感じる


しばらく登ると景色が見渡せる場所に出る


はぁ…ティルバンナマライは美しいな



そこからまた歩く


スカンダアシュラムに着いて、中に入ってみる。中は薄暗く少しひんやりしているような
でもエネルギーでむわっとしているような
何だかものすごいエネルギーだ


本当にバガヴァンがそこに存在している
そんなエネルギー

バカヴァーンは肉体を離れた後アルナーチャラと一体化した
だからやっぱりそこにいるのだ

朝の30分の間ベーダチャンティングが行われる
ゆっくり座って心でその音の波動を受け止める


すさまじく心地よい

人のエネルギー
音の波動のエネルギーを改めて感じる

アルナーチャラの自然エネルギーと心と身体が真ん中に寄り添ってくるような…


でも、しばらくするとどうしても気になってしまうことが


大きな蜂が小さなcaveに侵入


ブンブン ブンブンと小さなcaveを飛び回っている


やだなぁ 怖い(;_;)


半分集中して、半分蜂に気を取られる

ああ、この小さなことでさえ、わたしの心は囚われてしまうのさ


そのまま1時間ほど座る


外に出るとインド人おじさんが 待ってました!というように、話かけてきた

ヴァシスタcaveに連れて行ってあげるよ

なんだかボーッとしていたわたしは
しばらく付いていく
おじさんは親切に?色々話をしてくれるのだけれど、その声とエネルギーがものすごくうるさくて、
途中で何だか耳を塞ぎたくなるほどうんざりしてしまう


あ、ダメだ
わたしは1人で行きたいんだな


申し訳ないけれど、おじさんのガイド?親切?はお断りし、1人でいく


インドでは、勝手に付いてきて勝手に色々話し、最後にガイド料を要求なんていうのはよくある話


その時も色々教えてもらえていいかなって最初は思ったけれど、とてもその声と話しぶりに耐えられそうになかった…


そのくらい敏感になっていた


1人になってせいせいして、←ごめんなさい(O_O) ヴァシスタcaveに行った
特にこの日は 1人でアルナーチャラを堪能したかったのだ

その後反対側に下り、アルナーチャラ寺院に行ってみた


本当に素晴らしい寺院
この日は土曜日でものすごい人だった

まるでディズニーランドのアトラクションに並ぶかのように参拝に並ぶ


インドって不思議


翌日も朝からスカンダアシュラムに行った
昨日と同じ道を同じように歩く
でもやっぱり昨日とは全然違う。感覚も呼吸も…
それを感じながら、同じようにスカンダアシュラムの中に座る

2日目は1段上がった場所に座った
ほんの2畳くらいの空間に4人が座れるくらいのスペース


しばらくするとまた大きな蜂がきたのだ


ひょー(O_O)


でも誰1人として、その大きな蜂のことなんて、なんとも思っていない


深く呼吸をして1点を見つめ集中する


蜂はわたしの真横を通ってマハリシの写真の上でピタリと数秒とまる
その後また真横を通って外に出ていく
それをずーっと繰り返している


始めは気になったが、だんだん一定の動きをするだけで、何も害を与えない大きな蜂のことは気にならなくなった


蜂=刺される=怖い


みたいな方程式を手放してみた


そこからひたすら集中し瞑想をする


こんなに穏やかに瞑想できたのはとても久しぶりだった。
覚醒した状態、リラックスした状態


力強く湧き上がる体内のプラーナが全身に巡っている

どのくらい経ったかわからないが、
とても身体中が熱くなって、少し息苦しくなったので外に出た


蜂のことはすっかり忘れていた♡


案外色々なことはそんなものかもしれない。って何だかふっと思ったり
自分の思い込みやイメージ、過去の出来事からものごとを見る癖
そこを手放すともう少し自由なんだろうな

人生にはもっと色々な角度があるのだからね


力強いエネルギーとともに山を下った


アルナーチャラの山頂まで行きたいなぁ


でも女子1人ではちょっと危険かな


朝日を山頂で見るには朝の4時前には出発しないといけない
4時はまだ真っ暗だ


そんなことを考えながらアルナーチャラを下ってアシュラムに戻る



shanti. shanti. shanti