ダイレクトなタイトルなのです
読書の秋
最近読めていなかった本をお風呂の中で読みあさっています
昨日は長編ミステリーを持ち込んでしまい・・・
お風呂から出れないという事態になりました
お風呂Timeはやっぱり短編がちょうどいい
「産む、産めない、産まない」
年頃の女性にとってはおおきなこと
一般的にはセンシティブな題材「出産」をテーマにさまざまな女性が登場する短編集
とてもとても心に染み入りました
今、わたしの周りはベイビーブームです
産まれた子、もうすぐ産まれる子、年明けに産まれてくる子
赤ちゃんが新しい命を伴って、この地球に降りて来る
本当に「ありのまんま」無垢の状態でやってくるのですよね・・・
すごいなーって
そして1日1日過ごして成長していくのだなぁって
嬉しいことも、わくわくも、恋も愛も、大変なことも、辛いことも、悔しさも、怒りも
みーんなに大切に大切にされながら・・・経験するのですね
人生において何が「正しい選択」かどうかなんてきっと誰にもわからない
女性にとって「出産」はとてもおおきなことであるのは確かだと思う
その選択の中には喜びだけではなくって
たくさんの迷いや苦しみ、悲しみがたくさんつまっている
実際に不妊治療をしていてもなかなか赤ちゃんができない人がたくさんいるのも実感する
出産を経験していないわたしが言葉にすること
それはとてももどかしくて、こころもとないことなのかもしれないけれど
きっと不安と焦りと悲しみや 自分と周りを比べて落ち込んだり、自分を責めたり
もっともっと 計り知れないくらいの感情が
心の奥がぎゅーって固くなっている
わたしがこの本を読んではっきりと思ったことは
女性は美しい ということ
本当に美しい
力強くその言葉に尽きる
この本に登場する女性もみんながそれぞれの現実を受け入れながら、たくさん迷い悩みながらも
自分の足で進んでいくその様子がとても力強く美しい
そして日常生活において家族や友達、まわりの人が支えてくれていることに心から感謝の気持ちが
溢れてきます
埋もれやすい日常から中から小さな幸せや感謝を見つけ出すことは時に難しく
マイナスなことばかりがフォーカスされる
満たされない自分の気持ちばかりがフォーカスされる
たまにはそんな時があってもいいのだけれど
自分で選んだ道だから・・・
やっぱりそこにある幸せをありのまま見つめようって努力したいのです
(時に深ーい穴にはまって出て来れなくなってしまうけれど)
どの選択をしようと全てが正解
強く しなやかに 女性として生きること
吸う息で優しさを受け取り
吐く息で優しさを与える
そんな風に女性は生きられるのだと思う
読み終わった後は何だか清々しい風が身体の中にすーーーっと入ってくるようでした
そして色々考えさせられる1冊でもありました